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入場許可証 自動表示装置の製作 [日報]

過去振り返り記事(今だと同じ手段はきっと使わないでしょう)

とりあえず、以下の動画にて一通りの説明をしてます。
入場許可証 自動表示装置

システム構想
 GPSで位置を測定し、会社の座標から200m四方の範囲になると、サーボモータを駆動して入場許可証を表示させる。
 会社の座標から300m四方の範囲に離れると、入場許可証を伏せる。
 GPSからのNMEAセンテンスはPICで解析する。$GPGGA~ 緯度と経度の文字列を抜き取って数値化する。



構成する主な電気パーツは、サーボモータ3個、GPSユニット、マイコンボードです。
パーツ類.jpg


使用するマイコンはPIC16F1938です。ハードウェアPWMが5ch出力できます。
ただ、マイコンのPWM仕様とサーボモータのPWM入力仕様とは合わない。
よくやる手段は無限ループでソフトウェアでひたすら時間をカウントしてPWMを作り出すのだが、他の処理も出来なくなるし、なんかイマイチエンジニアっぽくない。
やった手段はまず、内蔵カウンタを使用して通常のPWMを出力させる。
周期は、サーボモータのON時間を基準にする。
PWMクロックで割り込みを発生させて、4回の出力サイクルのうち3回をマスク(ポート設定を強制的に入力にするとか)する。
すると、所望のPWMが得られた。
PWM波形.jpg


GPSはランニングエレクトロニクスのPA6C Breakout基板 (PA6C実装済み)を使いました。
PA6Cは3V駆動ですが、PICはサーボモータ出力をすることから5V駆動にしてます。
秋月電子のレベルコンバータをつけました。
GPS.jpg

基板の回路はEAGLEで設計をしました。
回路図.png
パターン.png

プリンタでマスクパターンを出力。
マスク.jpg

万能基板タイプの感光基板にてエッチング。アートワークがちょとめんどくさいが穴を開けなくて良いので楽。
生板.jpg

基板に部品を実装したところ。シルクが無いのでEAGLEにてシルク面を紙に印刷すると分かりやすい。
基板.jpg

筐体関連は3Dプリンタにて出力
塗装前樹脂部品.jpg

仮組みをしたところ。
仮組み.jpg

仮組みでの動作画像

そっけないので、車のダッシュボードに合わせて色を塗る。
塗装済み樹脂部品.jpg

本体をくみ上げた。
本体.jpg

今回、サーボモータを3個駆動する。
ダイソーで売っている様なカーシガレット電源では、モータが動いた瞬間にシステムがダウンする。(思いっきりダウンした)
今回、秋月電子の高出力タイプの12→5V DCコンバータを使用、ケースに組み込んだ。
安全のためにポリスイッチも入れる。
電源部.jpg

一式完成。カーシガレットに挿せばすぐ動くので、別の車にもすぐ乗せられる。
完成品一式.jpg


もう1年以上前のネタです。まだArduinoも知らないし、基板も中国で激安で作れることを知りませんでした。
今だと、部品はAliexpressで手配して、ESP8266をArduino化してServoとTinyGPSライブラリで動かして、WiFi経由で現在座標をIFTTTに・・・
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